日本の森を考える取り組み
先日、公益財団法人オイスカさんが主催する「オイスカ 森のつみ木広場」インストラクター養成講座を受講してきました。
毎年、オイスカ四国研修センターで受け入れされている海外の研修生の方々が、男女共同参画センターとファミサポの事務所に視察にきてくださっているので、なんとなくオイスカさんの活動は知っていたのですが、具体的にどんな活動をされているのかよく知らなかった私。
「今回はよい機会だな~、学ぼせていただこう!」と、わくわくしながらの参加でした。
「森のつみ木広場」は、間伐材で作られたつみ木を使った環境教育のワークショップで、楽しく遊んでもらいながら、森や自然を学ぶ機会を提供しているとのこと。
私は、日頃、日本の森の現状に想いを馳せたりしたことがなかったので、今の日本の森の現状と問題点を知って、正直驚きました。
間伐などの手入れが行き届かず、木が密集してしまった森は、木自体に元気がないだけでなく、光が届かないことで生物が憩うことができなり、森全体が元気を失っているとのこと。
海外の安い木材の流通、大変な作業を伴うための後継者不足など、日本の林業が衰退している状況の中で、オイスカさんが進められている間伐材利用促進による林業の応援、そして、次世代に正しい認識を伝える取り組みは、意味のあるすばらしい活動だと思いました。
なにより、つみ木が素晴らしい!!
ひのきの間伐材で作られた一万個のつみ木は、ひとつひとつが手作りで、丁寧に面のとられた肌触りのいいぬくもりのあるもの。
予想以上に軽く、手に馴染み、精巧なので、思った通りに積み上げたり、形を作ることができます。
ワークショップ体験では、子ども達と一緒に赤い絨毯に目を閉じて寝そべり、つみ木のシャワーを浴び、大歓声!
ひのきのなんともいえない幸せな香りに包まれて、日常の世界からつみ木の世界へすぐさまワープ!
思い思いの世界を作り上げていく楽しさは、格別!大人も夢中です。
絨毯の隙間を川に見立てて、橋をかけたり、魚を泳がせたり・・・。子ども達の自由な発想と楽しむ姿に触発されながら、最後にはお隣さんのつみ木とつみ木がつながり、つみ木の街が完成!みんなで大拍手して、満足感でほこほこした気持ちになりました。
つみ木を楽しんだ後の紙芝居で、森のことを学ぶと、森が近く感じられました。つみ木は私たちと森をつなく「架け橋」になっているんだな~と感じました。
この活動は、子ども達の今に寄り添い、子ども達の未来に幸多きことを願うファミサポの会員さんの気持ちに、なにか通じるものがあるなぁ~とふと思いました。
いつか機会に恵まれるなら、ファミサポのまかせて会員さん・どっちも会員さんに、預かりをされる子どもさんと一緒に、このつみ木の広場を体験していただけたら素敵だな~とも思いました。実現するといいな~。
次回は、まんのう町で行われる植林体験に行ってきます。またご報告します!
追伸:朝晩の寒暖差が激しい今日この頃・・・。皆さま、風邪などひかないようにお気をつけくださいね。
(Konishi)