「子どもの送迎を安全に行うための研修会」
12月12日(水)高松市男女共同参画センターにて、JAF香川支部さんのご協力のもと、ファミサポのスキルアップ講座を行いました。
ファミサポでは年々、自家用車を使用しての送迎の援助が増加しています。
公共の交通機関や子育てタクシーを利用できればいいのですが、地理的な問題や、経済的な問題で、まかせて会員さんのご厚意で自家用車を出していただいているのが現状です。
そこで今回、「子どもの送迎を安全に行うための研修会」を実施しました。
★チャイルドシート不使用の危険性について
二つのDVDを見た後に、改めてポイントについての説明を受けました。
車の中での「よくある子どもの危険」というJAFのアンケートによると
1位 ドアに手や足を挟んだ 43%
2位 急ブレーキで頭や身体を強打した 28%
3位 パワーウインドウに挟んだ 10%
4位 ドアが開いて車外に転落した 2%
5位 乗せ降ろしの時に頭をぶつけた 1%
その他 16% という結果になっています。
車の乗り降りの際の安全確認や、チャイルドシートの正しい装着、窓やドアのチャイルドロックを必ずしておくことが大事であることを再認識しました。
また、車の急発進で食べていたキャンディをのどに詰まらせたり、飲んでいたジュースのストローがのどに刺さったという事例もあるそうで、車内での飲食はさせないということも大事です。
後半は、用意して頂いた車のシートの模型と、チャイルドシートを使って、正 しい取り着け方を実演して頂きました。代表で2名の参加者の方が、実際に挑戦してみました。
●子どもの体格に合ったものを使用することが大切
○しっかりと装着する
●子どもを正しく乗せてあげる
子どもの成長とともに、使用するチャイルドシートも変わります。シートにぐらつきがでないように、シートの座面に自分の体重をかけて取り着けるのがコツだそうです。冬場はコートを脱がせてから乗せてあげて下さいね。ハーネス(肩からのベルト)にゆるみがないかもチェックしてください。
2014年香川県でのチャイルドシート着用率は58.8%、そのうち正しく着けられているのは約25%だそうです。
大切な子どもを不慮の事故から守る為にも、チャイルドシートは必ず着用し、正しく使用しましょう。
まかせて会員・どっちも会員のみなさんも、車での送迎には細心の注意をはらって下さっていることと思いますが、改めて子どもの安全について考えて頂ければと思います。
今回も有意義な研修会となりました。講師を引き受けて下さったJAFの井上さん、参加者のみなさん、お忙しい中どうもありがとうございました。
(AZU)