「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」について学びました
令和6年9月27日(金)、たかまつミライエ6階にて、高松太田社労士事務所 代表の谷川由紀さんを講師にお迎えし、「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づこう」と題してスキルアップ講座を開講しました。
「アンコンシャス・バイアス」とは、無意識の思い込みや、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りであると言われています。私たちの脳は、過去の経験や見聞きしたことを「自分なりに解釈する」という機能を持っており、この機能は、「高速思考」で、考える前に「瞬時に」かつ「無意識に」自分なりの解釈をします。
「アンコンシャス・バイアス」は、過去の経験や知識を元に、物事を素早く判断したり効率的に処理をして、行動することができるという反面、瞬時にカテゴリー化しイメージを作り上げた無意識の関連付けが、相手や周囲にネガティブな影響を起こすことがあり、意思決定や評価にゆがみを与え、間違った判断を行うことがあるとも言われています。
「アンコンシャス・バイアス」があること自体は問題ではなく、いつでも、どこでも、誰にでも起こりうるものだそうです。その上で、自分の「アンコンシャス・バイアス」を自覚する。バイアスがあらわれやすい言動をやめる。この二つを意識することが大切になります。
身近な「アンコンシャス・バイアス」の一例
- 血液型で性格を想像してしまう
- 「男のくせに」や「女のくせに」と思うことがある
- 家事は女性がするものだと思う
- 「親が単身赴任」と聞くと、父親を思い浮かべる
「アンコンシャス・バイアス」は、何気ない日々の行動や言動となって表れます。自分の「アンコンシャス・バイアス」を理解して、先入観や思い込み、決めつけによる行動や言動をコントロールできるようになると、相手を傷つけてしまう行動や発言を避けることができ、さらに良い人間関係が築けるのではないでしょうか。
(azuma)