第2回スキルアップ講座のご報告
~発達障がいのあるお子さんと家族に寄り添った援助のために~
第2回スキルアップ講座は、NPO法人ペアレントメンターかがわの美馬眞弓さん、石井美香さんを講師にお迎えして、発達障がいのあるお子さんを育てるご家族の立場から、支援者に知ってもらいたいことを率直にお話いただきました。
また、ペアレントメンターかがわの取り組みの紹介、発達障がいを疑似体験するワーク、参加者からの質問への回答なども丁寧にしていただきました。
美馬さんからは、「子どもの言動には必ず理由があり、常に想像力を働かせて言葉にならない想いを感じ取ろうとすることが大切。」という言葉と共に、箇条書きで簡潔にといった伝える工夫やオウム返しをしながらその子の気持ちに近づくといったコニュニケーションのコツなども教えていただきました。
石井さんからは、自閉症の具体的な「困り」の様子を詳しくお話いただくと共に、「その子という大事な存在がいることに一緒に目を向けてほしい。」という言葉が届けられました。
不思議なことがあれば聞く、いいなと思うことはやってみる。支援者として大切なことは、決して特別なことではなく、当事者の「困り」を理解しようとする姿勢を持つこと、そして、ひとつひとつのコミュニケーションを大切にとっていこうとすることなのかもしれないと、改めて確認できたように思います。
この学びの機会を持たなければ、知らなかったこと、気づけなかったことを、参加者のみなさんそれぞれに、たくさん持ち帰っていただけた事と思います。
44名もの熱意ある会員さんと共有できた素晴らしい時間に感謝いたします。みなさま、ありがとうございました。
~参加者のアンケートより~
・具体的な体験談や、お母さんの立場としての気持ちを聞けてとても分かりやすかった。
また、お母さんから見た支援者への想等とても参考になった。
・困った子ではなくて、“困っている子ども”よく分かりました。
・発達障がいは特別ではないということが、改めて実感できました。
少しだけ相手を分かろうとする気持ち、一緒に過ごす時間が理解に繋がることも学びました。
それにしても、係わる側の頑張り、思いに頭が下がり胸にジーンと響きました。
・発達障がい体験は目からうろこでした。その子、その子を見ることの重要性を感じました。
・事前質問に答えて頂くのは良かったと思います。
・ペアレントメンターの活動を始めて知りました。
また、自閉症・発達障がいのある子どもの行動や、それに対する対応等、初めて聞く事も多く勉強 になりました。
(Konishi)