リスクマネジメントについて学びました

第2回ファミサポスキルアップ講座 

~より安全に・より安心な活動を行うための研修会~

ファミリー・サポート・センターの活動で一番大切なことは、預かったお子さんの安全を守ることです。

平成19年の開設から、幸いにも大きなケガや事故はなく、安全・安心な活動が行われていますが、会員数の増加と共に、活動件数も増えサポートの内容も年々多様化しています。

今後も、より安全により安心して活動を行うために、活動中の事故を未然に防ぐ取り組み、万が一事故が発生した場合の対処方法について、グループワークやロールプレイを行い会員同士の交流の中で学びを深めました。

ヒヤリハットの検証

ファミサポの活動で「ヒヤリ」「ハット」した事例をもとに、『対応策』『原因』『予防策』を話し合いました。事故が発生しないように、未然防止の活動に力を入れることが、子どもと両会員にとって最も大切であることを再確認しました。この取り組みをフィードバックし、会員全体の安全意識の向上につなげていきたいと思います。

危険予知トレーニング

室内での子どものイラストを見て、危険が潜む場所や想定される事故をを見つけ、対策を考えました。ワークシートの欄いっぱいに様々な意見が出て、どのグループも活発な話し合いが行われました。自分では気づかなかった意見に気づいたり、グループで情報を共有できたり、危険に対する感受性や問題解決のスキルが向上しました。

緊急時の対応

緊急連絡体制の確認を行い、重大事故発生に備えて119番通報のロールプレイを行いました。実際の現場を想定してのマニュアルに沿っての練習でしたが、皆さん真剣に取り組んでおられました。

 

最後に、代表の方に実演していただきました。

司令員、子ども、まかせて会員とそれぞれの役割に別れ、迫真の演技で、アドリブの質問にも臨機応変に対応してくださる素晴らしいロールプレイでした。

理解していても、実際に直面すると思うように動けない事も考えられます。疑似体験ですが、体験できて良かったです。

 

今回は、活動中の自然災害についての詳しい話はできませんでしたが、預かりの現場で地震から子どもを守るための注意事項や、災害伝言ダイヤル171の使い方等のプリントも配布しました。

今回の研修に参加出来なかった方には、次号のファミサポ通信と一緒に資料をお送りする予定です。

参加者アンケートより(抜粋)

・危険について改めて注意点や予防策を考えさせられた。

・ワークショップ、ロールプレイ、実践があって自分の事として理解が深まった。

・他のまかせて会員さんの経験や工夫されていることを聞けてとても参考になった。

・ヒヤリハットの事例がとても参考になった。

・交流もできて良き時間だった。様々な情報交換もできて満足。

・南海トラフが発生すると言われている中、日頃から意識しておく必要性があると感じた。

 

 

ご多用の中、参加して下さった皆さんありがとうございました。

今後もリスク対応への取り組みを継続して行い、皆さまの安全・安心な活動をサポートしてまいります。

 

(azumz)

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